葬儀に関するQ&A
死亡の連絡をする際に、特に注意することはありますか?
臨終の直後に連絡する相手は、ごく身近な関係者に限り、その他の人たちにはお葬式の日取りが決まってから連絡します。また、葬儀社、僧侶などにもただちに連絡します。
遺体を安置するには、どのようなことが必要ですか?
亡くなられた場所により、次のような手順となります。
  1. 自宅で亡くなられた場合
    • ①ただちに医師を呼び、状況確認をしていただきます。
    • ②死亡診断書をいただきます。
    • ③葬儀社へ連絡し、遺体の清めなどを行ないます。
  2. 病院で亡くなられた場合
    • ①医師による死亡確認を受けます。
    • ②死亡診断書をいただきます。
    • ③葬儀社へ連絡し、ご遺体を自宅へ移送します。
  3. 事故による死亡の場合
    • ①警察の指示を受けるまでは、ご遺体を動かしてはいけません。
    • ②警察の検死を受け、死体検案書(死亡診断書)をいただきます。
    • ③許可が下りれば、葬儀社へ連絡し、ご遺体を自宅へ移送します。
病院で亡くなった場合、自家用車で家に連れて帰ってもいいのですか?
自家用車で移送しても法律的な問題はありませんが、その際死亡診断書を携行するようにしましょう。一般的には葬儀社やご加入の互助会に連絡して移送する方法が安全です。当社でも24時間体制でご遺体の移送を受け付けています。
自宅で遺体を安置するにはどうしたらいいのでしょうか?
納棺までの間は次のような手順で安置するようにしましょう。
  • ①清潔な布団を用意します。シーツはなるべく白にしましょう。
  • ②北枕または西枕にして、ご遺体を布団に寝かせます。
  • ③衣服を整え、身繕いや死化粧を施します。
  • ④掛け布団は、天地をさかさまにして掛けます。
  • ⑤両手を胸の上で合掌させ、その手に数珠をかけます。
  • ⑥枕飾り(線香立て、燭台、花立て、コップに入れた水、枕団子、一膳飯)を行ないます。
  • ⑦僧侶に枕経を上げていただきます。
  • ⑧納棺はお通夜の前に行ないます。
喪主はどのような人がなるのでしょうか?
喪主は遺族の代表として、故人にかわって弔問を受けることになります。普段は故人の配偶者か、既に成人し社会人として活躍している子供がつとめます。故人が子供の場合は、父母のいずれかが喪主になります。
自宅で葬儀を行なえない場合にはどうしたらいいのでしょうか?
最近の住宅事情では、自宅で葬儀をあげることがむずかしくなってきています。自宅以外の場所でお葬儀をあげられる場所としては、寺院、集会場、公民館、斎場などです。斎場には葬儀社所有の式場の他、公営の式場もあります。
通夜と告別式には両方出席するべき?
故人と自分との関係を考えて決めます。本来、通夜とは遺族や近親者、故人と深いかかわりのあった人が集まって別れを惜しむものですから、それほど親しくない間柄であれば告別式に出席する方がよいでしょう。また、告別式にはどうしても都合がつかず出席できないため、通夜にだけ出席するという場合もありますが、この場合は通夜の席上でその旨を告げ、お詫びを簡単に述べます。
「御霊前」と「御仏前」はどう違うのでしょうか?
「御霊前」は、亡くなられた御霊の前にという意味、「御仏前」は、仏様になられたその仏の前にという意味で、どちらも位置を指す言葉です。一般的に「御霊前」はすべての宗教に通用するとされています。ただし、香典包みで蓮の花の模様がある場合は仏式のみ使います。「御仏前」は、回忌の法要に供える金包みに使用します。
香典を何人かの連名で出す場合はどうしたらいい?
2~3人の場合は連名で書きます。この場合、右側が上位となりますから年齢や職場での地位を考えて記入します。それ以上の人数の場合は、「○○一同」「○○有志」といった表書きにし、全員の氏名を書いた紙を金包みの中に入れておきます。
抹香と線香はどう違うの?
仏式の葬儀では「焼香」を行ないますが、これは香気によって霊前を清め、霊や仏を供養するという意味があります。一般的に葬儀や告別式には抹香を、その他の弔問や通夜には線香をあげることが多いようです。ただ、通夜でも通夜式や、法要の読経後の焼香は抹香を用います。
お線香は何本たてるのがいいの?
1本だけ立てるのが一般的です。2~3本につけたときでも1本ずつ立てます。また、宗派によっては線香を立てずに、2~3本に折ってねかせてたく場合もあります。
お焼香の回数は何回行なえばいいのですか?
1回の香に心を込めるという意味で1回という場合や、焼香、従香で2回とする場合、「仏・法・僧」の3宝にささげるという意味で3回とするなど、宗派によって違いがあります。いずれにしてもあまり回数にこだわることなく、ささげる心を大切に考えて焼香しましょう。
四十九日にはどんな意味があるの?
仏教の世界では、死後49日間は中有(この世とあの世の中間の世界。中陰ともいいます。)を漂い、49日目の審判で死者の運命が決まるとして、この四十九日を重要視しています。この日を境に忌明けとなるとされていますから、近親者、知人、友人を招いて僧侶にお経をあげていただいて供養し、そのあと忌明けの宴を開きます。
年忌法要は何回忌まで行なえばいいのでしょうか?
故人が亡くなった次の年の祥月命日にまず一周忌を営み、その翌年に三回忌(一周忌以降は死去した年も入れて数えます。)、以下、七回忌、十三回忌、十七回忌、二十三回忌、二十七回忌、三十三回忌、五十回忌、百回忌と続き、以下は50年ごとに法要を営みます。しかし実際には、十三回忌以降は省略して三十三回忌を行なうなど、大体三十三回忌までで終えることが多いようです。
お盆にはどんな意味があるのですか?
お盆は正式には盂蘭盆会(うらぼんえ)といい、釈迦の弟子の目連が餓鬼道に落ちた母親を救うために、釈迦の教えに従って多くの人に飲食を与え、その功徳で母親が救われたという故事に由来するといわれています。この故事から、祖先の霊を我が家に迎えて供養をささげ、また浄土に送り返すお盆の行事が行なわれるようになったようです。
法要に招かれたときには何か持っていくの?
菓子、果物、花、線香などの供物を持参しますが、すでに用意されている場合が多いので、昨今では現金を包んでいくことが多いようです。この場合、表書きは仏式なら「御供物料」「御仏前」「御香料」などとします。
仏壇を購入する時期には何か決まりがあるのでしょうか?
仏壇は本来、信仰のよりどころとして備えるもので、位牌を納めるためのものではありません。従って不幸のあるなしにかかわりなく、いつ購入してもよいのです。「むやみに仏壇を購入すると不幸が起こる」などというのは根拠のない迷信です。 一般には新仏が出て初めて購入することが多いと思われますが、その場合はできるだけ四十九日の忌明けまでに用意し、開眼供養をします。
不幸があったお宅へお中元やお歳暮は贈ってもいいのでしょうか?
お中元やお歳暮はお祝いではありませんから、贈って差し支えありません。ただその時期が四十九日以内の場合は、少し期日をずらして贈るとよいでしょう。
お歳暮などで四十九日以内になってしまう場合は、松の内が過ぎてから「寒中見舞」として贈るようにします。また、水引は紅白ではなく、白の奉書紙だけをかけて表書きをします。贈る側に不幸があった場合も同様です。
上司の父親が亡くなりました。この上司はわたしの仲人でもあり、わたしの父が他界したときも香典を2万円いただいています。今回、いくら包めばいいでしょうか?
お香典の金額には、特に決まりはないのです。お香典を出す側の心が大切です。しかし、決まりはなくとも常識の範囲での基準はあります。現在の相場として20~40代でしたら5千円くらいでしょうか。
ただ、この場合、あなたの仲人さんであり、あなたのお父様が他界なさったときに高額のお香典をいただいています。つまり、普段から大変お世話になっている方というわけですよね。これはあなたの立場を鑑み、半額の1万円が妥当ではないかと思います。
友達の奥さんが出産間近で赤ちゃんを死産してしまいました。どのようなお悔やみがいいでしょうか?
やはり子供さんを亡くされた親御さんの悲しみは言葉では言い表せないほど、深いと思います。まして女性にとっては何よりもつらいことかもしれません。
赤ちゃんが出生後まもなく亡くなった場合、よほど親しいつきあいの人以外はしばらくそっとしておいたほうがよいかと思います。電話をかけることも控えたほうがよいでしょう。落ち着いたと思われるころを見計らい、心を込めたお見舞い状を出して励まして下さい。
その際、花や果物を差し上げてもよいでしょう。ただ、これは通常の葬儀を行なわず、家族だけで密葬する場合です。葬儀を行なうのでしたら、通常のやり方でよいと思います。赤ちゃんの場合、密葬で、というケースが多いようですが・・・
祭壇の上に飾ってある白と緑のものはなんですか?また、置き方に決まりはあるの?
お供えもののひとつです。もともとは「落雁(らくがん)」という蓮や菊をかたどった干菓子をお供えしていましたが、現在は砂糖を使用して形よくお供えしています。置き方には特に決まりはなく、慣習的なものです。
置く意味は、果物と同じように故人のためにお菓子をお供えしましょう、といった意味でしょうか。

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